「テナガエビってどこで釣れるの?」「子どもと一緒に気軽に楽しめる釣り場を知りたい」
千葉・東京エリアには、川や公園の池でテナガエビが狙えるポイントが意外と多い。ミミズやアカムシ1本あれば子どもでも釣れるテナガエビ釣りは、ファミリーフィッシングの入門として最高の釣りだ。この記事では、テナガエビが釣れる時期・釣り方・仕掛け・エサ、そして千葉・東京の厳選ポイントをGoogleマップ付きで徹底紹介する。夜釣りのコツも参考にしてほしい。
この記事でわかること
- テナガエビが最もよく釣れる時期(シーズンカレンダー付き)
- 初心者でも揃えやすいタックル・仕掛け・エサの選び方
- 千葉・東京の厳選5ポイント(Googleマップ付き)
- 筆者イチ押し:水元公園(葛飾区)の攻略法
- 夜釣りで数釣りするコツ
テナガエビとは?基本情報
テナガエビ(学名:Macrobrachium nipponense)は、日本全国の河川・湖沼・公園の池に広く生息する淡水エビだ。オスの第2胸脚(ハサミ足)が体長より長く伸びるのが特徴で、成体は体長5〜10cm程度になる。食べると美味しく、釣った後に唐揚げや素揚げにして楽しむ人も多い。
環境省の「河川水辺の国勢調査」によると、テナガエビは水質階級II(やや汚れた水)でも生息可能な適応力を持ち、都市近郊の川や公園の池でも十分狙える。子どもでも簡単に釣れるため、家族でのファミリー釣り入門にも最適だ。
テナガエビが釣れる時期:シーズンカレンダー
テナガエビは水温が15℃を超えると活発になり始め、20〜28℃の夏場がピークシーズンとなる。関東(千葉・東京)での釣期の目安は以下の通りだ。
| 月 | 水温目安 | 活性 | 特徴・備考 |
|---|---|---|---|
| 1〜3月 | 5〜12℃ | × | 冬眠状態。石の下や泥の中に潜り、ほぼ釣れない |
| 4月 | 12〜16℃ | △ | 水温上昇とともに動き始める。数は出ないが早場狙いの釣り人には面白い |
| 5月 | 16〜20℃ | ○ | 活性が上がり数釣りが可能になる。日中でも反応あり |
| 6〜7月 | 20〜26℃ | ◎ | 産卵前後で食欲旺盛。夜釣りで入れ食いも。最盛期 |
| 8月 | 26〜30℃ | ◎ | 水温が高すぎると日中は活性低下。夕マズメ〜夜がベスト |
| 9月 | 22〜26℃ | ○ | 秋口も狙えるが個体数は減少傾向。サイズは大きい |
| 10〜12月 | 10〜18℃ | △〜× | 水温低下で活性ダウン。10月初旬まではギリギリ狙える |
特に6〜7月の梅雨明け直後は、水位が安定し夜間の気温も高くなることから、テナガエビ釣りのゴールデンシーズンと呼ばれる。
釣り方・タックル・仕掛け・エサの選び方
竿選び
テナガエビ釣りは専用の延べ竿(のべ竿)が基本だ。リールは不要で、竿先から直接仕掛けを垂らすシンプルスタイル。初心者には扱いやすいため、子どもの初めての釣りにもぴったりだ。
| 竿の種類 | 全長目安 | おすすめシーン | 価格帯 |
|---|---|---|---|
| テナガエビ専用延べ竿 | 1.5〜3.6m | 護岸・橋脚まわり・ポイントが決まった場所 | 1,000〜3,000円 |
| 渓流竿(流用) | 3〜5m | 足場が高い護岸や奥まった場所を狙う | 2,000〜5,000円 |
| 小継ぎ万能竿 | 2〜4m | 移動が多い釣り。持ち運びしやすい | 1,500〜4,000円 |
仕掛け(ライン・ハリ)
仕掛けはシンプルに「道糸→ウキ→オモリ→ハリス→針」の構成。テナガエビの口は小さいため、針はタナゴ針または袖針の2〜3号が基本だ。ラインは細いほど感度がよく、PEライン0.6〜0.8号またはナイロン0.8〜1号を使うと食い込みがよくなる。
エサの比較
| エサ | 入手しやすさ | 効果 | 子ども向け | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| アカムシ(赤虫) | ◎(釣具店) | ◎ | ○ | 最定番。匂いが少なく扱いやすい |
| ミミズ(小さく切る) | ◎(自分で掘る) | ◎ | △ | 大型が狙いやすい。ちぎって小さく使う |
| サシ(ウジ) | ○(釣具店) | ○ | △ | 夏の高水温期でも弱りにくい |
| 練りエサ | ○(市販品) | △ | ◎ | 手が汚れにくく子ども向け。ただし効果はやや劣る |
| 生ハム(薄切り) | ◎(コンビニ・スーパー) | ○ | ◎ | 針持ちがよく扱いやすい。釣具がなくても手軽に代用できる |
| ソーセージ(小さく切る) | ◎(コンビニ・スーパー) | ○ | ◎ | 塩分と旨みでアピール。子どもでも簡単に針付けできる |
| ホタテ(ハゼ釣り用) | ○(釣具店・スーパー) | ○ | ○ | ハゼ釣り用の塩ホタテが代用可。甘みの匂いで誘いやすい |
筆者が最も安定した釣果を出しているのはアカムシだ。500円以下で購入でき、針に刺しやすく匂いも少ない。夕方以降の夜釣りでは、ミミズの方が大型を引き寄せることもある。釣具店が近くにない場合は、コンビニやスーパーで手に入る生ハムやソーセージでも十分代用できる。小さくちぎって針に刺すだけなので子どもでも簡単だ。スーパーや釣具店で販売しているハゼ釣り用の塩ホタテも効果的で、甘みのある匂いがテナガエビを誘う。
千葉・東京の厳選テナガエビ釣りポイント5選
① 水元公園(葛飾区)★筆者イチ押し★
筆者が東京・千葉エリアで最もおすすめするのが葛飾区の水元公園だ。東京都最大の水郷公園で、広大な池と水路が広がり、テナガエビが非常に豊富に生息している。護岸が整備されているため小さな子どもでも安全に釣りを楽しめる点も大きな魅力だ。
水元公園では、石積み護岸の隙間や水草エリアが好ポイント。夕方からの時間帯に数十匹釣れることも珍しくない。アクセスは常磐線金町駅からバス10分と都内からも便利。無料の駐車場もあり(混雑時は注意)、ファミリーでの釣行に最適な環境が揃っている。
② 江戸川(江戸川区・市川市)
東京と千葉の境を流れる江戸川は、テナガエビの好ポイントが点在している。特に矢切の渡し付近から下流域の石積み護岸は実績が高い。護岸の石と石の隙間にテナガエビが潜んでいるため、仕掛けを垂らすだけで反応が出ることも多い。
③ 行徳野鳥観察舎周辺・旧江戸川(市川市)
千葉県市川市の旧江戸川沿いは、護岸のテトラ帯や石積みが多く、テナガエビの隠れ家が豊富だ。行徳野鳥観察舎周辺は周囲が自然豊かで、釣りをしながら野鳥観察も楽しめるユニークなスポット。子連れファミリーにとって一石二鳥の釣り場だ。釣り場としての歴史も長く、地元アングラーに長年愛されている。
④ 手賀沼(我孫子市・柏市)
千葉県北西部に位置する手賀沼は、広大な湖沼でテナガエビの生息密度が高い。岸辺には葦(アシ)帯が続き、葦際が一級ポイントになる。アクセスはJR常磐線我孫子駅から徒歩・自転車で可能で、沼沿いに遊歩道が整備されているため子ども連れでも安心して釣りが楽しめる。
⑤ 新中川・篠崎公園周辺(江戸川区)
都内東部を流れる新中川の篠崎公園周辺も、テナガエビが狙える穴場スポットだ。公園内の護岸が整備されており、駐車場・トイレ・公園遊具も揃っているため、子どもが飽きても遊べる環境が整っている。釣れる個体は小型が多いが、数釣りを楽しむには申し分ない場所だ。
5ポイント比較表
| ポイント | 場所 | 難易度 | 子ども向け | アクセス | 駐車場 | 筆者評価 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 水元公園 | 葛飾区 | ★★☆ | ◎ | バス10分(金町駅) | あり(無料) | ★★★★★ |
| 江戸川 | 江戸川区/市川市 | ★★★ | ○ | 電車+徒歩 | あり(有料) | ★★★★☆ |
| 旧江戸川(行徳) | 市川市 | ★★☆ | ◎ | 地下鉄行徳駅から徒歩 | あり | ★★★★☆ |
| 手賀沼 | 我孫子市/柏市 | ★★☆ | ◎ | JR我孫子駅から自転車 | あり(無料) | ★★★★☆ |
| 篠崎公園 | 江戸川区 | ★☆☆ | ◎ | 都営新宿線篠崎駅から徒歩 | あり | ★★★☆☆ |
夜釣りで数釣りするコツ
テナガエビは夜行性のため、日没後〜22時頃の夜釣りが圧倒的に釣果が上がる。夜釣りに必要なのは手元を照らすヘッドライトだ。両手が使えるヘッドランプタイプを用意しよう。水面に光が当たりすぎるとテナガエビが警戒するため、足元を照らす程度が適切だ。
- 日没30分前から釣り場に入り、明るいうちにポイントを確認しておく
- 常夜灯の明暗境界線周辺は特に好ポイント
- 風のない穏やかな夜は活性が高い
- 雨の翌日は水が濁り活性が下がることがある
- 虫除けスプレーと長袖は必携(蚊・ブヨ対策)
また、犬と一緒に釣りを楽しみたい方は、犬連れOKの釣り場選びのポイントも参考にしてほしい。公園の多くはペット同伴可能だが、リードの着用は必須だ。
よくある質問(FAQ)
Q. テナガエビ釣りに釣り免許は必要ですか?
A. 基本的に不要ですが、漁業権が設定されている河川では遊漁券(入漁料)が必要な場合があります。公園の池や管理釣り場は管理者に確認しましょう。東京都内の公園は基本的に無料で釣りができます。
Q. テナガエビは食べられますか?
A. はい、食べられます。唐揚げや素揚げにすると非常に美味しいです。ただし、都市部の水域では水質汚染が懸念されるため、食べる場合は水質の良い場所を選ぶか、自己責任でお願いします。
Q. 子どもでも釣れますか?
A. はい、テナガエビ釣りは子どもでも十分楽しめます。仕掛けがシンプルで、エサ付けも簡単。護岸釣りなら3〜4歳から親子で楽しめます。アタリがウキに明確に出るため、子どもが釣りの面白さを覚えるには最適です。
Q. テナガエビの持ち帰り方は?
A. 水を少し入れたバケツで活かして持ち帰るのが基本です。酸欠になりやすいため、エアポンプがあると安心です。長時間の持ち帰りには保冷剤を使い、ジップロックに入れて締めて持ち帰る方法もあります。
まとめ:家族でテナガエビ釣りを楽しもう
千葉・東京エリアは、実はテナガエビが狙えるポイントが豊富に存在する。特に筆者が最もおすすめするのは葛飾区の水元公園だ。護岸が整備されており、子どもが安全に楽しめる環境が揃っていて、しかも釣果が安定している。初めてテナガエビ釣りをするなら、まずここから訪れてみてほしい。
タックルは1,000〜2,000円程度の延べ竿とアカムシがあれば十分。難しい技術は不要で、エサを垂らして待つだけで釣れることも多い。6〜7月の夕方〜夜が最もよく釣れる時間帯なので、ぜひ家族でチャレンジしてみよう。
千葉の海釣りも楽しみたいという方は、検見浜突堤のイカ釣り情報もあわせて読んでみてほしい。季節によって異なる釣りの楽しさを、家族みんなで味わおう。

