「用宗港のタコは、どこで狙えばよいのでしょうか」「白灯台と黄灯台、どちらが入りやすいのでしょうか」「漁協前でも探れるのでしょうか」。
こうした疑問をお持ちの方は多いです。結論からお伝えすると、用宗港のタコ釣りは、開放されている岸壁と堤防の壁際・継ぎ目を底から探る陸っぱりが基本です。黄灯台の先端と東側マリーナ周辺には立入禁止の案内があるため、先に入れる範囲を確認してからエギを通してみてください。
この記事でわかること
- 白灯台・漁協前・黄灯台、3地点の違い
- 水深と底質の目安
- 立入禁止エリアと漁業権の確認方法
- 駐車場、トイレ、釣具店の実務情報
- 仕掛け、安全対策、持ち帰りの考え方
用宗港でタコを狙うなら、どこから入る?
用宗漁港は、静岡市駿河区にある漁港です。湾奥の小坂川河口から沖の白灯堤防まで、縦に長い港内になっています。JR用宗駅からも歩いて行ける距離にあり、静岡市中心部から日帰りで釣行しやすい立地です。
タコは堤防の継ぎ目や壁際の底に居つきやすいため、開放されている岸壁を歩きながら探るという考え方がわかりやすいです。現地の釣り場解説でも、春から冬まで一年を通してタコが釣れる魚のリストに挙がっています。
地図:用宗漁港(静岡市駿河区用宗)
港内のポイントの並び
西側から東へ、白灯台、漁協前、小坂川河口、スロープ、黄灯台、広野海岸公園と並んでいます。本記事はこのうち、タイトルにある白灯台・漁協前・黄灯台の3地点に絞って紹介します。小坂川河口やスロープ、広野海岸公園でのハゼ釣り・フカセ釣りは扱いません。
出典:まるなか大衆鮮魚「用宗漁港・広野海岸公園周辺の釣り場・ポイント徹底解説」
白灯台はどんなポイント?水深と狙い方
白灯台は、用宗漁港の西側から沖へ伸びる堤防で、港内のメインポイントです。先端付近は潮通しが良く、回遊魚も狙えます。
航路に面した先端から30mほどの地点で、水深は約6.8m、底質は砂泥底が中心と案内されています。堤防際は捨て石や岩が多く入っており、特に白灯の付け根付近は根掛かりしやすいため、仕掛けのロストを見込んでおくと安心です。
白灯台の付け根には小さな突堤があり、常夜灯が設置されているため、夜釣りの人気ポイントにもなっています。堤防の外向きにはテトラ帯があり、こちらも合わせて根掛かりに注意が必要です。
地図:用宗港・白灯台周辺
探り方の目安
タコエギを着底させたら、竿先を10cmほどの小さい幅でチョンチョンと動かして誘い、少し止めてアタリを待つ動きが基本です。大きく引くよりも、堤防の継ぎ目と基礎石の際を丁寧に通してください。竿先に重みや違和感を感じたら、糸ふけを取って大きくアワセるのがコツです。
なお、白灯台の東側にあたる船道・スロープ側は、水深が約6.5mからさらに深く落ち込み、手前側では7m以上になる場所もあると案内されています。白灯台そのものの数値ではありませんが、隣接するエリアとして知っておくと、堤防を歩く際の目安になります。
出典:まるなか大衆鮮魚「用宗漁港・広野海岸公園周辺の釣り場・ポイント徹底解説」、TSURI HACK「堤防のタコ釣り入門」
白灯台を選ぶ人
潮通しの良さを活かしたい方、駐車場から堤防まで歩いて入りたい方に向いています。白灯台側には駐車場とトイレの案内があります。風が強い日は、足場と波しぶきの様子を確認してから入ってください。
漁協前は初心者でも探りやすい?
漁協前は、用宗漁協の建物の北側にあたる内向きの岸壁です。潮通しはあまり良くありませんが、足場がわかりやすい地点です。
岸から35mほどの地点で水深は約5m、底質は砂泥底に石が混じるような場所と案内されています。岸壁沿いはやや深くなり、6m弱になる場所もあります。根がありすぎない分、着底を確認しやすく、陸っぱりが初めての方にも向いている地点です。
地図:用宗漁港・漁協周辺
出典:まるなか大衆鮮魚「用宗漁港・広野海岸公園周辺の釣り場・ポイント徹底解説」
作業の妨げにならない立ち位置
漁協前は、名前のとおり漁業の現場です。船の離着岸や荷揚げ、通行の妨げになる位置では竿を出さないようにしてください。ロープや係留設備の上からの釣りも避けてください。人が少ない時間帯でも、作業員の指示があれば従ってください。
壁際を優先する理由
岸壁の割れ目やスリットは、タコの居場所になりやすい場所です。堤防は底に敷石や基礎が積み上げられていることが多いため、壁際から2〜3mほど先の底も狙い目になります。根掛かりが続く場所は、無理に仕掛けを潜らせない判断も必要です。
出典:TSURI HACK「堤防のタコ釣り入門」
黄灯台は先端まで行ける?禁止エリアを先に見る
黄灯台は、用宗漁港の東側から沖へ伸びる堤防です。堤防の先端付近は高くなっていて潮通しが良い一方、先端の高くなっている場所には立入禁止の表記があるため、入れる範囲だけで探ってください。
岸から35mほどの地点で水深は約6m、そこから沖に向かってなだらかに浅くなっていく地形です。岸壁沿いでは水深約4mになります。底質は砂泥底に石や流木が混じっており、油断すると根掛かりしやすい点は白灯台や漁協前と共通しています。
地図:用宗港・黄灯台周辺
出典:まるなか大衆鮮魚「用宗漁港・広野海岸公園周辺の釣り場・ポイント徹底解説」
東側で入ってはいけない場所
用宗漁港の東側マリーナ周辺と、黄灯台先端の高くなった部分が立入禁止と案内されています。潮通しが良く見える先端ほど規制がかかりやすい傾向があります。看板が見当たらない隙間があっても、フェンスの先には入らないでください。
入れる範囲での狙い方
先端以外の堤防壁際で、底を小さく探る動きが基本です。クロダイ狙いのサビキやちょい投げの方も多い地点なので、後ろキャストと道糸の交差には注意してください。混雑している時間帯は、無理に場所を広げないことも大切です。先端の柵やロープが見えたら、そこから先へは進まないという判断を徹底してください。
3地点の違いを表で見る|どこを優先する?
同じ港でも、地点によって水深と規制の状況が違います。初心者は漁協前、潮通しを活かしたいなら白灯台、東側を歩くなら黄灯台の開放部、という分け方がわかりやすいです。
| 地点 | 水深の目安 | 向きやすい人 |
|---|---|---|
| 白灯台 | 先端付近 約6.8m | 堤防の壁際を広く探したい人 |
| 漁協前 | 約5〜6m | 着底を確認しながら始めたい人 |
| 黄灯台 | 岸壁沿い約4m、沖側約6m(先端は立入禁止) | 開放部の壁際だけを歩く人 |
出典:まるなか大衆鮮魚「用宗漁港・広野海岸公園周辺の釣り場・ポイント徹底解説」
時期の目安
現地の釣り場解説では、春・夏・秋・冬のいずれの季節にもタコが釣れる魚として挙げられています。タコ釣り全般の解説では、水温が上がる5月〜9月ごろに活性が高くなり、なかでも6〜8月は子ダコが多く、もっとも数を狙いやすい時期とされています。実績の有無は当日の潮と水温で変わるため、数の保証はありません。
出典:まるなか大衆鮮魚「用宗漁港・広野海岸公園周辺の釣り場・ポイント徹底解説」、TSURI HACK「堤防のタコ釣り入門」
| 季節 | 港内での考え方 |
|---|---|
| 春 | タコが釣れる魚のリストに入る時期。壁際を優先して探る |
| 夏(特に6〜8月) | 子ダコが多く数を狙いやすいとされる時期。日中の暑さと混雑に注意 |
| 秋〜冬 | 他魚種が主役になりやすい時期。実績は現地で確認する |
出典:まるなか大衆鮮魚「用宗漁港・広野海岸公園周辺の釣り場・ポイント徹底解説」、TSURI HACK「堤防のタコ釣り入門」
駐車場・トイレ・釣具店はどこ?
行動に必要な施設を先に押さえておきましょう。
広野海岸公園の駐車場は、第一駐車場107台、第二駐車場113台の合計220台で、いずれも無料です。開場時間は6:00〜21:00(12〜2月は6:00〜20:00)と案内されており、夜間は閉鎖されるため、遅くまで釣行する予定なら時間を確認しておいてください。
出典:静岡市公式ホームページ「広野海岸公園の施設紹介」(2026年8月30日確認)
| 施設 | 案内されている内容 |
|---|---|
| 白灯台・黄灯台・用宗漁港奥の駐車場 | 各地点に駐車スペースあり。漁港内東側は台数が少なめ |
| 広野海岸公園駐車場 | 無料、220台。6:00〜21:00(12〜2月は6:00〜20:00) |
| トイレ | 漁港奥(小坂川河口東側)、白灯台駐車場、広野海岸公園 |
| 釣具店 | 静海(用宗1丁目30-25、TEL 054-259-4101) |
出典:まるなか大衆鮮魚「用宗漁港・広野海岸公園周辺の釣り場・ポイント徹底解説」、東海釣りWALKER「用宗港・用宗海岸海水浴場」
アクセスの目安
JR用宗駅から港までは徒歩約12分と案内されています。静岡インターから車では約10分とする紹介もあります。漁港内東側は駐車スペースが少なめなので、作業車の通行を塞がない位置に停めてください。餌や仕掛けの買い足しには、用宗港から車で約5分のスリフティ(静岡市葵区用宗1丁目19-23、10:00〜19:00、日曜定休)も利用できます。
出典:東海釣りWALKER「用宗港・用宗海岸海水浴場」
夜釣りで気をつけたい駐車
広野海岸公園の駐車場は夜間に閉まる案内があります。夜まで残る予定なら、閉じる時間を現地の掲示でも確認してください。住宅地の路肩や店舗前への長時間駐車は避けてください。
漁業権と安全|2026年8月時点で確認したいこと
釣り方より先に、取ってよいかどうかを確認してください。
静岡県公式の共同漁業権一覧表では、清水漁協の共第16号(静岡市駿河区地先)の対象種に、いせえび・あわび・とこぶし・さざえ・かき・なまこ・わかめ・かじめ・あらめ・ほんだわらが挙げられており、たこは列挙されていません。ただしルールは変わることがあるため、現地の掲示を優先してください。
そもそも共同漁業権とは、一定地域の漁民が一定の水面を共同に利用し、免許で定められた漁業を営む権利です。静岡県内では遠州灘の一部を除き沿岸全域に設定されており、それぞれの地先を管轄する漁業協同組合に免許されています。用宗港のある駿河区地先も、この共第16号の漁場に含まれます。
共同漁業権の免許を受けた者(漁業権者)以外の者が、漁業権対象種を採ると漁業権侵害により罰せられることがあります。
出典:静岡県公式ホームページ「海面における遊漁のルールについて」(2026年8月30日掲載確認)
安全の最低ライン
ライフジャケットの着用、滑りにくい靴、単独行動を避けることが、釣果より先に必要です。堤防はコケで滑りやすく、夜間は足元が見えにくくなります。ヘッドライトは予備を含めて準備しておくと安心です。
安全対策の必須アイテム
堤防での陸っぱりは、足場の安定とライフジャケットの着用が前提になります。ヘッドライトも、予備電池とあわせて用意しておくと夜間の移動が安心です。
ゴミ、リリース、マナー
切れた糸やエサ袋は必ず持ち帰ってください。小さすぎる個体はリリースする判断も大切です。漁業者の作業、近隣の住宅、海水浴利用の妨げにならない時間帯と場所を選んでください。
静岡県公式の遊漁ルールでは、海に空き缶・ゴミ・廃油等を捨てないこと、離岸堤等の立入禁止区域には絶対に立ち入らないこと、操業中の漁船や漁具からは概ね200m以上の距離を取ることなどが案内されています。用宗港でも同じ考え方が当てはまります。
出典:静岡県公式ホームページ「海面における遊漁のルールについて」(2026年8月30日掲載確認)
用宗港の3地点、どう回る?まとめ
最後に、当日の回り方をまとめます。
漁協前で着底を確認し、白灯台の壁際を歩き、黄灯台は開放部だけを見る。この順番であれば、初めて用宗港に入る方でも大きく迷いにくいです。
タコエギを使った探り方をおさらい
底に着いたら小さくシェイクして誘い、竿先の変化を見逃さないことが数を伸ばすコツです。専用のタコエギを1つ用意しておくと、根掛かりのロスにも備えられます。
よくある質問1:用宗港でタコは今も狙えますか?
現地の釣り場解説では、春から冬までタコが釣れる魚のリストに挙がっています。なかでも水温が上がる6〜8月ごろは子ダコが多く、数を狙いやすい時期とされています。ただし数の保証はなく、開放範囲の壁際を丁寧に探ることが優先です。
よくある質問2:黄灯台の先端はなぜ入れませんか?
先端の高くなった場所に立入禁止の表記があると案内されています。潮通しが良く見えても、入らない判断をしてください。
よくある質問3:たこを持ち帰ってもよいですか?
2026年8月時点の静岡県公式の一覧表では、共第16号の対象種にたこは入っていません。ただし漁場の解釈や掲示は変わることがあるため、最新情報を現地でも確認してください。
よくある質問4:初心者はどの地点がよいですか?
水深約5〜6mの漁協前が、着底を確認しやすい地点です。潮通しはあまり良くありませんが、根がありすぎない分、仕掛けの動きを把握しやすいのが利点です。漁業の作業の妨げにならない位置を選んでください。
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本記事は2026年8月時点の公開情報にもとづく釣り場案内です。立入禁止エリア、駐車場の開閉時間、漁業権の対象種は変更されることがあります。最新の現地掲示と静岡県の遊漁案内を優先し、安全に釣行してください。


