ワトコオイルでキャンプギアを自作!塗り方・全8色・安全な使い方を初心者向けにやさしく解説【2026年版】

ワトコオイル camp
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「じぶんだけのキャンプギアを、じっくり手づくりしてみたい」——そんなふうに思ったことはありませんか。市販のギアもすてきですが、木の質感をいかした自作アイテムには、ほかにはない愛着がうまれます。そのDIYで大かつやくするのが、今回ご紹介するワトコオイルです。

ワトコオイルは、亜麻仁油(あまにゆ)を主成分とした植物油系の浸透性塗料で、木にすっとしみこんで、しっとりとした深い色あいに仕上げてくれます。出典:北三株式会社 ワトコオイル製品紹介(hoxan.co.jp)

この記事では、賃貸のおうちでもチャレンジできるように、道具えらびから塗り方のコツ、そして安全につかうための大切な注意点まで、初心者さんにもわかりやすくまとめました。それでは、さっそくいってみましょう。

ちなみに、DIYといっても身がまえる必要はありません。賃貸のワンルームでも、工具がほとんどなくても、始められる方法はちゃんとあります。まずは「市販の木製アイテムにオイルを塗ってみる」という、いちばん手軽なところからで大丈夫です。じぶんのペースで、すこしずつステップアップしていきましょう。

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まずは知っておきたい。ワトコオイルってどんな塗料?

ワトコオイルは、イギリスうまれの木部用オイルステインで、日本では北三株式会社(ほくさん)があつかっています。塗ったときの最大のみりょくは、木の表面に膜(まく)をつくるのではなく、木の内部にしみこんで木目をいかすという点です。出典:北三株式会社 公式サイト

ペンキやニスのように表面をおおう塗料だと、どうしても「塗りました感」が出てしまいがちです。でもワトコオイルは、木のなかにオイルがしみこんでいくので、さわったときの木のぬくもりや手ざわりがそのまま残ります。ここが、ナチュラルなアウトドアの世界観と相性ばつぐんな理由です。もともとワトコオイルは60年以上のれきしをもつロングセラーで、家具や床、工芸品などプロの現場でも長くつかわれてきた実績があります。だからこそ、初心者さんが最初の一本にえらんでも安心なんですね。

ペンキのようにベタっとぬりつぶすのではなく、木そのものの風あいを残したまま、しっとりとした色をのせられます。だからこそ、ナチュラルなキャンプの雰囲気にぴったりなんですね。

項目ワトコオイルの特徴
タイプ植物油系(亜麻仁油)の浸透性オイルステイン
仕上がり木目をいかしたマットでしっとりした質感
標準塗布面積1Lあたり約10㎡(1回塗り)
標準乾燥時間24時間以上
おもな用途家具・工芸品・キャンプギアなど内装木部全般
出典:北三株式会社 製品紹介・各販売店情報をもとに作成

塗布面積の目安としては、1Lで約10㎡ぶんぬれる計算です。出典:北三株式会社 ワトコオイル製品紹介/Yahoo!ショッピング商品情報 ローテーブルや小さな棚くらいなら、いちばん小さい200mlサイズでも十分たりることが多いですよ。

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ワトコオイルの色(カラー)は全8種類

ワトコオイルには、じつは全部で8色のカラーがそろっています。おなじオイルでも、色によって印象ががらりと変わるのがおもしろいところです。出典:北三株式会社 製品紹介/makit.jp カラー見本

品番カラー名印象
W-01ナチュラル(クリア)木そのものの色をいかす、いちばん自然な仕上がり
W-07ホワイト白っぽく、やわらかで明るい雰囲気
ドリフトウッドグレーがかった、こなれた古材風
チェリーあかみのある、あたたかな木の色
マホガニー赤茶けた、クラシックで上品な色あい
W-12ミディアムウォルナットほどよい茶色で、ナチュラル派に人気
W-13ダークウォルナットこく深い焦げ茶。男らしくシックな印象
W-10エボニー黒に近い、いちばんこい色
出典:北三株式会社 製品紹介/makit.jp をもとに作成

アウトドアギアにあわせるなら、個人的にいちばんおすすめしたいのがダークウォルナット(W-13)です。こっくりとした焦げ茶色が、無骨で男らしいキャンプサイトの雰囲気にすっとなじんでくれます。出典:北三株式会社 カラーラインナップ

もし色えらびに迷ったら、まずはダークウォルナットミディアムウォルナットのどちらかを選んでおけば、まず失敗しにくいですよ。より黒っぽくしたいなら、エボニーを重ねてもいい味がでます。

色の見え方は、ぬる木材の種類によっても変わってきます。おなじダークウォルナットでも、白っぽいパイン材にぬればやわらかい茶色に、もともと色のこい木にぬれば、よりシックで深い仕上がりになります。出典:makit.jp 色見本レビュー はじめてで色に迷ったときは、はしっこの目立たない部分やあまった端材にためし塗りをしてから本番にすすむと、イメージのちがいをふせげて安心ですよ。ネットではワトコオイルの無料サンプルで色くらべをしている人も多いので、じっくり選びたい方はチェックしてみてください。

賃貸でも大丈夫。DIYに最低限そろえたい道具

「工具なんて持ってないし……」と不安になるかもしれませんが、だいじょうぶです。じつは、そろえる道具はほんのすこしで足ります。まずは下の表を見てみてください。

道具用途あると便利な度合い
ワトコオイル(200ml〜)木部の着色・保護★★★(必須)
紙やすり(#180〜#240)塗る前の下地みがき★★★(必須)
ウエス(いらない布)塗布・拭き取り用★★★(必須)
ハケ(安いものでOK)オイルの塗布★★☆
電動ドライバー(ドリル付き)組み立て・穴あけ★★☆(自作なら必須)
ビニール手袋・新聞紙よごれ防止★★☆
出典:各DIY解説サイト・ホームセンター情報をもとに作成

市販のギアにオイルを塗るだけの「かんたんDIY」なら、じつはワトコオイル・紙やすり・ウエスの3つだけでもスタートできます。木材から組み立てる本格DIYに進みたくなったときに、電動ドライバーを買いたす、という順番でじゅうぶんです。

電動ドライバーをえらぶときのポイントは、「穴あけ」ができるドリルビット付きのセットを選ぶこと。単品モデルだと穴あけ用のパーツがついておらず、木材の固定位置を変えたいときに困ってしまいます。出典:各DIY工具レビュー・メーカー製品情報

紙やすりは、番手(ばんて)といって数字が大きいほど目がこまかくなります。ワトコオイルをぬる前の下地みがきには#180〜#240くらいがちょうどよく、仕上げにつるっとさせたいときは#320以上のこまかいものを使うときれいです。出典:risuana.com/各DIY解説サイト どれも数百円ほどで買えるので、必要になったときに買いたしていけば十分です。

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【いちばん大事】ワトコオイルの正しい塗り方7ステップ

ここがこの記事のキモです。ワトコオイルは、塗り方の手順さえ守れば、初心者でもきれいに仕上がる塗料です。メーカーがすすめる基本の流れを、7つのステップにまとめました。出典:北三株式会社 基本の塗り方/となりのカインズさん(2022年)

手順やることポイント
①素地調整#180〜240の紙やすりで表面をみがく木目にそって、なめらかに
②1回目塗布オイルをたっぷり塗るダクダクなくらいしみこませる
③放置15〜30分ほどそのまま置くオイルを内部にしみこませる
④拭き取りウエスで表面の余分を拭く塗りムラを防ぐ大事な工程
⑤2回目塗布1回目の1/3〜1/4量を塗るうすく重ねるイメージで
⑥ウェット研磨オイルがぬれたうちに耐水ペーパーで研ぐつるっとした手ざわりに
⑦乾燥24時間以上しっかり乾かす作品によっては2〜3日
出典:北三株式会社 基本の塗り方/となりのカインズさん・DIYショップRESTA をもとに作成

ポイントは、1回目はケチらず、たっぷり塗ること。木の内部までしっかりオイルをしみこませるイメージです。出典:natsumikandiy.com(2022年) そして拭き取ったあと、約1時間はしみこんだオイルが吹き出してくることがあるので、そのつどウエスで乾拭きしてあげてください。出典:北三株式会社 基本の塗り方

重ね塗りは、最低でも2度塗りが基本です。2回目は1回目よりオイルの浸透がすくないので、うすく塗るのがコツ。出典:となりのカインズさん(2022年5月) この2度塗りをすることで、色に深みがでて、水にも強くなります。

「もっとしっかり水に強くしたい」という場合は、2度塗りにくわえてウェット研磨をていねいにおこない、3日以上しっかり乾燥させると、水じみがつきにくくなることが検証でも示されています。出典:natsumikandiy.com 防水性検証(2026年) テーブルの天板など、水に濡れやすい場所につかうギアは、ここをていねいにやっておくと長もちします。さらに水はじきを高めたいときは、仕上げにワトコワックスを重ねる方法もあります。急がず、じっくり乾かすのが失敗しないコツです。

⚠️ 絶対に守ってほしい安全ポイント「ウエスの自然発火」

ここは、たのしいDIYのなかでもいちばん大切な安全のはなしなので、かならず読んでください。ワトコオイルをつかったあとのオイルを含んだウエス(布)は、自然発火する恐れがあります出典:北三株式会社 使用上の注意(hoxan.co.jp)

ワトコオイルの主成分である亜麻仁油は、空気にふれて酸化するときに熱を出す性質があります。オイルのしみたウエスを丸めて放置したり、ゴミ箱にそのまま積みおくと、その熱がこもって火が出てしまう危険があるのです。

やってはいけないこと正しい処分方法
ウエスを丸めて放置する広げて、風とおしのよい場所でかわかす
ゴミ箱にそのまま捨てる水にしっかり浸してから捨てる
ウエスを重ねて積みおく重ならないように広げる
出典:北三株式会社 使用上の注意/各販売店の安全表示をもとに作成

面倒に感じるかもしれませんが、使い終わったウエスは、ビニール袋に入れて上から水をたっぷり含ませてから捨てる——これだけです。出典:北三株式会社 使用上の注意 ワトコオイル自体は常温で発火することはないので、あくまで「オイルのしみた布の処分」にだけ、気をつければ大丈夫ですよ。

すこしこわいお話に感じたかもしれませんが、正しく処分すれば何もこわいことはありません。「使ったウエスは、その日のうちに水に浸して捨てる」——このひと手間さえ習慣にしておけば、安心してDIYを楽しめます。お子さんやペットがいるご家庭では、作業中や乾燥中のあいだ、ぬりたての作品やウエスに近づかないよう気をつけてあげてくださいね。

そのほか、塗装作業中はにおいがこもりやすいので、かならず換気のよい場所でおこなってくださいね。

初心者さんにおすすめ。ワトコオイルで作れるキャンプギア

それでは、じっさいにどんなキャンプギアが作れるのか、初心者さんでもチャレンジしやすいものを難易度べつにご紹介します。

難易度作れるギアの例ひとことメモ
★☆☆(かんたん)市販の木製トレー・カトラリーの塗装塗るだけでオリジナル感UP
★★☆(ふつう)薪おき台・ミニ棚・ランタンスタンド台木材を組み立ててオイル仕上げ
★★★(本格)ローテーブル・折りたたみラック採寸と組み立てにひと工夫
出典:各DIY作例をもとに編集部で作成

まずは市販の木製トレーやまな板にダークウォルナットを塗るだけのかんたんDIYから始めるのがおすすめです。塗る前と塗ったあとで印象がガラッと変わるので、DIYの楽しさがいっきに実感できますよ。

塗る前と塗ったあとの写真を撮っておくと、ビフォーアフターの変化がよくわかって、SNSでシェアするのも楽しくなります。おなじ木でも、ダークウォルナットを塗ったとたんにまるで別のギアのような高級感が出るので、その変化はぜひじぶんの目でたしかめてみてください。

なれてきたら、ホームセンターで木材をカットしてもらって、オリジナルの薪おき台やローテーブルにチャレンジ。じぶんで作ったギアをキャンプ場に持っていくと、愛着もひとしおです。

じつは、いちばん最初のDIYとして人気なのがポリタンクや道具箱の塗装です。木ではなくても、木製のフタや持ち手部分をワトコオイルで仕上げるだけで、ぐっとこなれた雰囲気になります。まずは失敗してもショックの小さい、小さなアイテムから気楽に始めてみましょう。DIYは「上手につくること」よりも「楽しむこと」がいちばん大切です。

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賃貸DIYで気をつけたい3つのこと

賃貸のおうちでもDIYはじゅうぶん楽しめますが、集合住宅ならではの気づかいポイントもあります。ご近所トラブルにならないよう、下の3つは意識しておきましょう。

気をつけることくふうのしかた
塗料のにおいベランダや窓ぎわで換気しながら作業する
作業音・振動電動ドライバーは日中の時間帯に。夜間はさける
床・壁のよごれ新聞紙やブルーシートをしっかり敷く
出典:各DIY解説・賃貸住宅の一般的な注意点をもとに作成

とくに作業音には気をつけたいところ。電動ドライバーをつかう組み立て作業は、なるべくお昼の時間帯にまとめておこなうと安心です。オイルを塗る工程は音が出ないので、時間を気にせずゆっくり楽しめますよ。

もうひとつ、賃貸でうれしいのが、ワトコオイルは大がかりな設備がいらないという点です。塗装ブースも、特別な換気装置も必要ありません。新聞紙やブルーシートを敷いて、窓をあけて換気しながら、ウエスとハケがあればテーブルの上でも作業できます。ベランダがあれば、乾燥もそこでできるので便利です。すこしのスペースがあれば始められるのが、木部オイル塗装のいいところですね。

ワトコオイルはどこで買える?価格の目安

ワトコオイルは、大きめのホームセンターやAmazon・楽天などのネット通販でかんたんに手にはいります。容量ごとの価格の目安は下のとおりです。

容量価格の目安こんな人に
200ml約1,000〜1,500円前後小物・お試しに
1L約4,300〜6,750円前後テーブル・棚など標準的な作品に
3.6L約11,000円前後〜大きな家具・複数作品に
出典:Amazon.co.jp/Yahoo!ショッピング/楽天市場の掲載価格(2026年時点の目安)をもとに作成。価格は変動するため、購入時は最新価格をご確認ください。

はじめてなら、まずは200mlか1Lサイズから試してみるのがおすすめです。1Lで約10㎡ぶん塗れるので、ローテーブルや棚をいくつか作るくらいなら、1Lあれば当分もちますよ。出典:北三株式会社 製品紹介(塗布面積の目安)

ネット通販だと、色見本や実際に塗った人のレビュー写真を見くらべながらえらべるのもうれしいポイントです。出典:Amazon.co.jp/楽天市場 商品レビュー とくに色は、パッケージの見た目と実際に木に塗ったときの印象がちがうことも多いので、レビュー写真はとても参考になります。あわせて、ハケや紙やすり、ウエス代わりの布などもまとめて買っておくと、届いてすぐに作業を始められますよ。

作ったギアを持って、キャンプへ出かけよう

手づくりのギアがそろってきたら、いよいよフィールドへ。じぶんで塗って、じぶんで組み立てたローテーブルや薪おき台をキャンプサイトに並べると、いつものキャンプがぐっと特別なものに感じられます。

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まとめ|ワトコオイルで、じぶんだけのギアづくりを

ワトコオイルは、木の風あいをいかしながら、しっとりと深い色に仕上げてくれる浸透性の塗料です。全8色のなかから好みの色をえらんで、市販ギアの塗装から本格DIYまで、じぶんのペースで楽しめます。

最後に、大切なポイントをもういちどおさらいしておきましょう。

ポイントないよう
基本の塗り方たっぷり塗る→拭き取り→2度塗り→24時間以上乾燥
色えらび迷ったらダークウォルナットかミディアムウォルナット
安全のかなめオイルのしみたウエスは水に浸してから処分
賃貸での配慮換気・作業音の時間帯・よごれ対策
本記事の要点まとめ

手づくりのギアには、市販品にはないあたたかさと愛着があります。まずは小さな木製アイテムをひとつ、ダークウォルナットで塗ってみることから始めてみませんか。きっと、DIYの奥ふかい楽しさにハマってしまうはずです。すてきなアウトドアライフを、心から応援しています。

そして慣れてきたら、ぜひ家族や友人のぶんも作ってあげてください。手づくりのギアは、じつはプレゼントにもぴったりです。世界にひとつだけの薪おき台やトレーは、きっと喜ばれます。

この記事でご紹介した塗り方や安全の注意点は、すべてメーカーである北三株式会社の公式情報や、実際にワトコオイルを使ってきたDIYユーザーの声をもとにまとめています。とはいえ、木材の種類や気温・湿度によって仕上がりや乾燥時間は変わってきます。はじめての作品は、あせらず時間に余裕をもって取りくむのがいちばんです。ひとつ作りあげるたびに、道具のあつかいにも塗り方にもなれていきます。あなたのキャンプが、手づくりのギアでもっと豊かになりますように。

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